オンライン新人研修~競争から協奏へ~

コロナ禍の中で今年の予定は想定外の状態になっていますが、そんな中で新人研修をオンラインで実施する機会をいただきました。

オンラインだろうとリアルだろうとファシリテーターとしての基本スタンスに変わりはありません。
最近よくオンラインの場ではコンテンツ担当とテクニカル担当を分けるべき、というお話もよく聞きます。
“べき”とまでは思っていませんが「ファシリテーションを一人では頑張らない」っていうのは大事なポイントかもしれない、とは思っています。
オンラインでは、神経をめぐらす範囲が格段に違います。
今日はzoomに加えて、Facebookグループ通話@タブレット、Slack@スマホを活用。人事の方との連絡、講師チームとの連絡、と目的で分け場のプロセスを共有しながら進めました。
頭を切り替えながら進めていくのでとても神経を使いますね。
そういう意味では、コンテンツとテクニカルで分担するというより、相互にどちらも補完しあいながらホールドできるファシリテーターチーム体制が鍵ではないかと思っています。

そして、リアルでやるよりも、より丁寧に事前のプロセスデザインをチームで創り上げる、これが何よりも大切。
一人で頑張らないのだけど、共にいる状態を創るための事前の努力は頑張ろう!ということですね。

また、クライアントの人事担当の方とも価値観が共有できていることも重要です。
今回は参加者をとても大切にしていらっしゃる組織の芽吹きに向き合うことの大切さも共有できてる担当の方とご一緒できたことが何より心強かったです。

実は研修のテーマも、「一人で全部を頑張るのではなく、他者と協働しながらゴールを目指すために必要な心得を学ぶ」でした。
競争から協奏の大切さを学んでもらえたでしょうか・・・。

こんな時にこのような機会をいただけたことに感謝。せっかくのこの経験をもっと昇華していきたいと思っています。