伴走支援の成果はメンバーの実践

対話型戦略開発のその後のプロセスでも伴走支援をしています。
主に、話し合いにおけるプロセスの支援になりますが、見えやすいプロセス(タスクプロセス)については、かなり自走できるようになってきました。

一年前だったら、
「ブレイクアウトルームに分かれて話しませんか?」と言っても「後で共有することになるので、その方が時間の無駄」と一蹴。
「書きながら話し合いませんか?」と言っても「雑用をメンバーに頼むのはちょっとなぁ・・」と、議事録と話し合いの可視化の違いは今一つの理解。。
そして、「アウトプットとアウトカムの違いって???」
という状態でしたが、

今では、
「少し話しにくいから小グループ討議を入れよう!」
「もっとチャット活用しようよ!空中戦にならないよう可視化しようよ!」
「今日はアウトプットはないけど、アウトカムは○○○だよね」
という感じに、メンバー自らが話すようになっています。

何より、アウトプットとアウトカムを区別して語れるようになることに感動です。
ファシリテーションにおけるアウトカムは、所謂単純な「成果」とは意味合いが少し違うので。
ファシリテーションでは主体性を促すと言いますが、そのためには、一つ一つのプロセスにしっかりと意図を持ち、そのプロセスの結果が終了時のアウトカムになっていく。この感覚を体験から学んでいるということは、とても価値あることだと思います。

プロジェクトを実践しながらも、ファシリテーションは間違いなく伝わってきていることを実感できることが、最高のご褒美です。