「他者を動かして成果を出す」という役割

医療現場で働くマネジメントの皆様とマネジメントについて学ぶ一日。
人がそもそも持つ力が芽吹いていくために、何ができるかをとことん考えました。

英語のmanageは、【manage to ~】の形で使われ、「なんとか~~する、どうにか~~する」という意味。つまり、「一般職よりちょっと難しいことをなんとかやり遂げる人」というイメージでしょうか。

難しいのは、スキルとか知識ではなく、「他者を動かして成果を出す」という役割だから。

自分を動かすことは簡単です。意志さえ持てばいいわけですから。でも他者となると一気にその難易度はあがります。というか、そもそも「動かす」ことはできない前提に立ったほうがよいでしょう。
マネジメントとは、自ら動こうという主体性を持ってもらうために他者に対して働きかけることが仕事です。

仕事のできるマネジメントは、全部ひとりでやってしまおうとしがちですが、そこを是非とも他者と働くことにトライしてみてもらいたいものです。

私自身、最近マネジメントの役割が増えてきたせいもあり、この難しさを考えることをある意味楽しんでいます。何より、一人でやらないということがどれだけ成果にとって大きく重要なことであるかを実感として感じているからです。
つまりそれは、誰かの世界に合わせるのではなく、私の世界と貴方の世界の存在を受け止めて。凸凹を補い合いながら、人を大切にしながら、臨機応変さの呼吸も合わせていくこと・・この醍醐味が味わえるとマネジメントが楽しめるようになるのではないでしょうか。

今回も信頼のおける仲間と共に・・・

目的のために、遠慮も妥協もなく、言いたいことを言い合えて、それでも、お互いが自分らしく居れて楽しいというチーム協働ができることの喜びを感じる毎日。

組織という枠組みにとらわれず共に探究するプロセスを楽しみ尽くす。
これからも自分に問いかけていきます。