語り手のストーリーに招かれている

ナラティヴ・アプローチでお話を聴くトレーニングでは、逐語を活用します。
逐語を通して、あらためて、聴いたお話を文字に起こしていく過程で、色んな可能性が見えてくるのです。
確かにここには「希望」という名のお宝が沢山あるのです。本当にそう思います。
ただ、無意識に通り過ぎてしまって気づかないのが、勿体ないこと。
聴ききれていないものが存在することを前提に。
耳を調律しながら、分かった気にならずに聴く。
意味の協働生成。
私の声を通して語り手のストーリーを共に味わう旅。
聴くことも
書くことも
そして
伝えることも
語り手のモノ。
語り手こそがそのストーリーの”専門家”であり、”語り手のストーリーに招かれている”のである。
・・この言葉をしみじみ実感しています。
逐語を起こしていく作業は本当に大変なのですが、この行為の大切さを考えれば、この時間の価値に感謝なのであります。